笑いっ子連 2015・6・19(金)N文亭 夜間の稽古日

 笑いっ子連・N文亭、

 夜間の稽古日。

 今晩の稽古は男が存得(そんとく)だけの出席で、あとは女ばかりなので、
その華やかなことと言ったら…、不夜城の吉原に譬えてもいいほど…。

 交流稽古。N文亭 午前の楽子(らっこ)[三井の貸し傘]、日向屋の主従が
傘を差す場面、主が右手、小僧が両手でその傘の柄を持つ、その立ち姿(噺
だから高座に座ってんだが)の美しいこと。
 稽古だから洋服なのだが、これが発表会の時は着物なので、袖口から手首、
肘の線がスーッと出てくるんだ。ご期待を。

 交流稽古。N文亭 午前の愁波(しゅうは)、[紙入れ]の稽古に入った。
その気の入れようったらない。
 お妾が旦那には悟られないように側にいる若い男にウインクする場面が
あるのだが、なんと両目をパチリとつぶるではないか。
 意思を伝えたいほうに近い目をつぶればいいのに、両目とは、なんたる失態。
そのあと、何度も稽古している内に「バシャッ」という音がしたように気がした。
なんと、顔中が動いたのである。
 あたしがなんのために愁波(しゅうは)という芸名を付けたのか、虚しい。(笑)

 次に、本、N文亭 夜間の空女(くうにょ)[たが屋]、普段、稽古の賜物だろう。
啖呵が切れてきた。江戸っ子になっている。吹っ切れたという感じ。
 以前あった、とちった時に思わず笑みを零す癖、ときには舌を出す癖、これが
だいぶ少なく、小さくなってきたのには、日頃の噺に対する真剣さが感じられていて、
とてもいい。
 電車の中ではマスクをしてブツブツと噺の稽古をしているという。

 ここまでが、今日の稽古のここまでの三大美女。(笑)

 ここでやっと男の登場。存得(そんとく)[鼻の下]、主人公の意地っ張りなお妾さんの
濃艶なるものを表出するんだが、難しい所、多々ある。
 しかし、噺として面白いお妾を描いていて、いい。

 お扇(おせん)[平林]、まだ演読の最中だから、手に高座本、手拭二本、
扇子を持たなければならないから、大変。必死。

 吾木葉(あきは)[狸の札]、高座本から放れそうなので、上下を正確にしようと稽古。

 男、東海(とうかい)、口新(はなし)が休みで時間が余っている。

 お扇(おせん)が再び高座へ。[平林]、登場人物が多い分、その感情掴みが苦労。
二度目はそれを感じたのか、平林の読み方を教える人々の感情の違い、そして、
小僧が教わる度の感情の変化をやっと掴んだ。
 今日、ここにきて、お扇(おせん)は目覚めた。

 稽古が終わって、教室に稽古人はお扇(おせん)吾木葉(あきは)
空女(くうにょ)の三人だけ。
 今日は稽古中から「早く終わりそうだから、早く帰りましょう」と言っていた方々だったが、
終わってから、あたしが女の声で「めったにないことだから、女だけのお茶ぁしましょうか」
と言い、みんなで地下のカレー屋へ。

 会食しながら、あたしが「これからの三大美女です」(笑)

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