羽織っ子連 2014・3・18(火)要亭の稽古日

 羽織っ子連・要亭の稽古日。

 させ稽古、長矢(ながや)[花見酒]、古造(こぞう)[替わり目]。
 演読、貴尾(たかお)[救いの腕]、寒雷(さむらい)[伽羅の下駄]、宮女(みやじょ)[薮入り]。

 今日は訛りを重点的に指摘したが、三つの噺について、ちょいと一言。

 [救いの腕]、この噺はあたしの創作なのだが、主人公が珍しく、大人の姉妹二人。
女二人、しかも、姉妹を表現するのは易しくはない。
 それも二人が過去の出来事を一人語りのように告白しなくてなならない場面が
重要になってくるのだ。
 あたし自身も何度か演ったが、納得出来るほどの出来ではなかった。
 それを始めて女性が演ずるわけなので、楽しみにしている。
 今日は演読だったが、彼女なら出来るだろう。

 [伽羅の下駄]、既成のこの噺の落ちは「キャラ、キャラ(伽羅、伽羅)」と笑う地口であったが、
あたしが新たに落ちを工夫して、大名と豆腐屋を絡ませるものにした。

 [薮入り]、既成のこの噺も落ちは「チュー(忠)」の地口。
 作品自体は名作と言われるほどだが、落ちがあまりにも、貧弱。
 そこで、あたしが工夫して、ちょっとした人情を絡ませた落ちにした。
 こないだの発表会が終って次の出し物を思案した彼女は「次回は演りたい」と言った。
 そのとき、「背伸びしないで演れる噺にしたら」と助言したのだが、
「師匠の工夫した落ちを演りたい」と言い出した。
 こりゃぁ、噺家心を擽るなぁ、と、ちょいと嬉しくもなり、「じゃぁ、演ってごらん」と
許可した次第。

 読み聞かせの人が見学に来た。
 連員が増えるのはうれしい、、、。

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