圓窓高座本 2019・1・2 三井の大黒

 新年になり改めて思索を始めてみた。

 圓窓高座本[三井の大黒]の制作のために内容の再検討をしている。
 これは一度、演った切りの噺の一つ。しかし、甚五郎物はその後、
[鼠][叩き蟹][頂き猫]などを講釈や浪曲から脚色して口演し続けてきている。

 なぜか、この[三井の大黒]だけは捨ててしまった。
 この度、その原因がわかった。

 この噺は多数の噺家によって演られてはいるが、主人公の甚五郎が
横柄な人格に描かれている点に気づいた。
 それに横柄な甚五郎を職人が大勢で袋叩きする場面もある。
 それらが、あたしがこの噺を遠ざけるものではなかったか。

 [鼠][叩き蟹][頂き猫]に通じる人間性にしたいと、去年の秋から
取り組んでいたのだが、いっこうにキーを打つ手が運ばなくて苦悩していた。

 新年になり、再スタートと思って打ち始めた。
 大勢に読んでもらって、演ってもらいたい。

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この記事へのコメント

流三
2019年01月08日 20:32
師匠「三井の大黒」、是非やらせてください。
甚五郎物と三井(越後屋)の噺は、持ちネタとして増やしたいと思います。

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