高座 2014・7・11(金)三越劇場。晴れ、70キロ

 三越落語会。

 会場の入口近くのロビーで書の掛軸の展示があったので、見ていると、
劇場の小林さんが声を掛けてくれた。
 小林さんからは松村画伯の個展の案内をいただいて、伺ったのがこの一月だったかな。
感想をブログに載せたままで、小林さんへはご無沙汰だった。
 遅ればせながら、プリントアウトをした用紙を渡すと、「あのブログ、読みました」と。
 いやはや恥ずかしい、無礼の段。

 正雀にあって、「亡くなった永井啓夫先生の墓所を?」と訊いたが、わからないという。
 「かわら版の稲田さんは先生の弟子みたいでしたから、訊けばわかるかも」と言う返事。

 ついでに正雀と芸談。
 南喬さんから聞いた話だと、正雀は言う。
 先代の金馬師匠が[薮入り]を演って高座を下りたところへ、聞いていた客が来て、
「あなたには子供はいないね」と言い当てた。
 子を持つのと持たないのとでは、落語にも違いが出るようだ。その客がどこを指摘して
そう言ったのかは不明だが、今度、確認しながら故人のCDを聞いてみよう。

 側にいた馬生(11)、曰く。「碁の噺を演って下りたら、『あなたは碁をやらないね』」と
客に言われたという。

 歌丸兄の声が高座から聞こえてくる。[小間物屋政談]。
 その声はいつもと変わらない。若いときから声を張るような口調だったので、それで
衰えを感じさせないのだろう。
 高座を下りた顔は正直言って、病いの顔だったが、声には張りがあり、まだまだ出来る。
 あれほど強情に吸っていた煙草は止めたようで、「あの煙草も病の元なんですよ」としみじみ語る。

 圓窓[叩き蟹]、若いときからさんざっぱら演ってきた噺なので、なんとか演れたが、所どころ、
スパッ、スパッと台詞が抜けてしまうのが悲しい。

 各稽古連のワッフル、皆女(みなめ)、貴尾(たかお)、倉寿(くらす)、空女(くうにょ)、
流三(りゅうざ)、今夢(いまむ)などが客席に陣取る。

 終って、会食ならぬ会飲しそうなので、「行こう」と声を掛けて、近くの魚錠(うおてい・うおじょう)へ。
 飲み助のワッフルはその店を出る客から 「銀座にしては安くて旨い」と聞きだしたと言う。
 なるほど、会食ならぬ会飲の情報集めには持って来いのテクニックだ。

 女ばかりの中に入って、会飲。お礼に勘定を払う。
 空女(くうにょ)は飲んで喰って吸って、、、、気分が悪くなったらしい、、、。

 帰りの電車の中でワッフルが「いいわね、酒の飲めない師匠は。アルコール代は掛からないから」と言う。
 「さっきの勘定はあたしが払ったんだよ」と訴えて大笑い。

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