落語っ子連 2014・2・2(日)三流亭の稽古日、晴れ、70キロ

 落語っ子連・三流亭の稽古日。

  窓口(まどぐち)[試し酒]
  千公(せんこう)[時蕎麦]
  流三(りゅうざ)[鰍沢]
  百梅(ひゃくばい)[出来心]
  仙三(せんみつ)[松山鏡]
  越児(こしじ)[井戸の茶碗]
  
 読み稽古というと、誰しもが、たぶん目読から始まるだろう。
 そして、音読して、朗読に変わるかもしれない。

  あたしは、その後に、高座本を片手に持ち、もう片方は仕種できるようにしておき、
上手、下手、正面(地語り)と、目線と同時に高座本も動かして、
感情を篭めて通る声で演ずるように読むことを奨めている。

  これはあたしの造語で、「演読」と命名した。
  連中にそのことを講義して、みなの読み稽古をその観点から見聞すると、
稽古に厚みが感じられた。
  特に、越児(こしじ)[井戸の茶碗]にはそれが溢れていて、屑屋、若侍、
浪人、その娘が生き生き浮き上がって現れていた。
  聞いていた連中から「娘のカナさんて、どんな娘なのか」と意見が出て、話題になった。

  既成のこの噺のほとんどが、娘に関しては、単に浪人の娘というだけの扱いで、
名前すら現していなかった、
  あたしは、高座本の作成の折、名を「加那」とし、台詞も言わせて、存在感を持たせた。
高木氏と結婚をする人物なんだもの、手厚くしたいという工夫をこらしたつもりなのだ……。

  越児(こしじ)の滑らかな口調、感情の表現力が、まさに圧巻の演読となり、
稽古場の聞き手に娘を話題とさせたのであろう。

  今日は6人が3時過ぎまで、充実した稽古をした。
  次回から、稽古時間を寄席踊りの稽古と交代して、朝9時~12時までに変更した。

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