寄席 2011113・8・13(火)浅草演芸ホール14時、晴れ、70、00キロ

 寄席、浅草演芸ホール、14時上がり[鶴]。

 何日か前に電話があった俊介君が今日、寄席に来ることになっているので、
そのつもりで高座を下りて、木戸を出ると、その俊介君が待っていた。
 嬉しそうな顔をして、近付いてきた。大きくなっただけではない、その上、頼もしそうだ。
 両親と一緒だと言う。蕎麦屋「翁」で食事。

 「なにがいい? なんだったら、全部食べてもいいよ」と言うと、「花巻」と言う。
 「[時蕎麦]だね」と言うと、ニッコリ。
 父親はモリを注文をしたので、「親は[蕎麦清]だよ」と言うと、またニッコリ。
 母親は、落語とは縁のないものを注文していた。
 あたしは大盛り。

 この寄席も年に一度の出演なので、この店も久し振りだ。
 店の若夫婦に「おっかさん、元気?」と訊くと、奥から出てきたではないか。
 相変わらず、明るい色気を発散させて。

 俊介一家とスカイツリーの話題になったので、俊介君に「登った」と訊くと、「いいえ」。
 「お母さんは?」「あたしもありません」。
 「お父さんは?」「仕事で登りました」と言うではないか。
 「あのツリー、創ったの?」「いえ、児童と一緒に」

 「じゃ、教師なんだ」「そうなんです」
 「おかあさんは?」「あたしも教師でして」

 その子供が落語好き。
 現在の噺家の中にも二親が教師というケースが何組かあるから、不思議ではないが、やはり妙だ。

 父は体育、母は音楽だという。その子が落語。
 「教師になるの?」と訊くと、「落語の研究家になりたい」と言う。
 「名古屋の先生が亡くなりましたね」と言うではないか。
 そこで、自論をちょいと振り回した。

 「落語家の裏話を集めて落語評論家ぶっている輩は多過ぎるほどいるが、
落語そのものを研究、勉強をしている者を捜すのに骨が折れるほどだ。そんな現状なんだよ」と。
 しっかりと、頷いていた。

 習字も習っているという。寄席文字も好きだという。
 寄席文字の橘左近、右橘の両師にも会っているとか。

 福島大学付属の中学校一年生。部活は美術。
 高座本[鶴]と小生のグッズの扇子と手拭いをプレゼント。

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