今日は何の日小咄 2月25日 「斉藤茂吉の命日」

07年2月25日 今日は何の日小咄 「斉藤茂吉の命日」

# 1953年(昭和28年)のこの日、 歌人・斉藤茂吉が亡くなりました。
  享年70歳。

$ 隠居「和歌には長歌と短歌があったんだ」
  八公「長歌って」
  隠居「長歌の始まりは古代の歌謡にある。五音と七音の句を3回以上繰り返した
    形式のものが多い」
  八公「ああ、そうですか」
  隠居「それまで流行っていた長歌が作られなくなると、和歌といえば五七五七七
    の短歌をさすようになった」
  八公「斉藤茂吉はそれをやってたんだな」
  隠居「そうだよ。死に近き母に添寢のしんしんと遠田のかはづ天に聞ゆる
  八公「おっかさん思いだったんですね」
  隠居「短歌は、一人称の詩形、私性の詩、と呼ばれるほど、作者の主体性が
    強い表現形式だ。最上川逆白波のたつまでにふぶくゆふべとなりにけるかも」
  八公「こいつは風景だね」
  隠居「明治33年、与謝野鉄幹は〈明星〉を創刊し、与謝野晶子を擁して浪漫主義
    短歌の全盛時代を築いた。明治40年代には耽美派の北原白秋、自然主義
    的な若山牧水、社会主義的傾向を示した石川啄木らの個性が開花した。
    明治41年に創刊された〈アララギ〉からは、斎藤茂吉が出た」
  八公「歴史的歌人ですね」
  隠居「平成になると俵万智の歌集〈サラダ記念日〉がミリオンセラーを記録した」
  八公「ああ、これだ。〈この味がいいねと君が言ったから 七月六日はサラダ
    記念日〉って」
  隠居「そうだ。短歌は硬い暗いイメージから開放され、コピー言語のように
    読まれるようになった」
  八公「歌人が飯が食えるようになったんだ」
  隠居「お前さんにどうしてそれがわかるんだ?」
  八公「名前が俵だもの」

 ここで「謎掛け」いかがです
    〈斉藤茂吉〉                 と掛けて
    〈ついに怒ったときの江戸っ子の言葉〉 と解く
                            その心は《いい短歌(啖呵)です》

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