圓窓の年月日輪

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zoom RSS 高座本 2016・9・20(火)[はなむけ]付け句、雨、73キロ

<<   作成日時 : 2016/09/20 23:56   >>

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 笑いっ子連

 N文亭楽子(らっこ)さんから、大量の噺吟が送られてきたので、五句
ほど付け句をして返信したら、「続けてください。圓窓高座本へ載せましょう」
と言われちまった。
 馬鹿はその気になって(笑)、編集して、[はなむけ]の考察集へ掲載した。
 まずは、それを披露しましょう。

☆ 噺吟へ付けましょう          (あいうえお順)2016・9・20

[欠伸指南]     夏足袋や暇もてあます習い事      楽子
                くしゃみや咳も免許皆伝       圓窓
[明烏]        春来たる至福を知るや部屋籠り     楽子
               堅き己の柔らかさ知る         圓窓
[馬のす]       枝豆のさやの山増え苛立ちぬ       楽子
               人に食わるる酒肴の旨さよ     圓窓
[応挙の幽霊]    酔いつぶれ留守の掛け軸月あかり   楽子
               ちと化粧して絵から抜け出る    圓窓
[お菊の皿]     サインした皿も売られて萩の井戸    楽子
               割れてる品も値は割り引かず    圓窓
[押絵になった男] 恋蛍たとえ火の中箱の中         楽子
               別れに勝る逢瀬きぬぎぬ衣々   圓窓
[おはぎ大好き]  畑鋤きの嫁にはやらぬ到来物      楽子
               いくら食っても太らぬたち質じゃ  圓窓
[お見立て]     花魁の仮病も愛し菊枕          楽子
               涙で濡らし抱きしめて寝る     圓窓
            渋柿や嘘をこじらせ墓参り        楽子
               見知らぬ人に合掌させる      圓窓
[釜泥]        目覚めれば家盗られしや寝待ち月    楽子
               なんと釜には蓋つきも添う      圓窓
[紙入れ]      忘れ物忍ばす胸もと春火鉢        楽子
               若い燕が巣立ちせんとす      圓窓
[枯木屋]      目を覚ます木々饒舌に風青し      楽子
               昔噺に花も咲き出す        圓窓
[稽古屋]      長火鉢草履乾かす芸を見せ       楽子
               しっかり仕込め腰と足にも     圓窓
[子褒め]       みどり児がただ酒に見え初鰹      楽子
               世辞を早めて天寿を祝う      圓窓
[五百羅漢]     畳替へ薬缶の水に子の誇り       楽子
               小さな虹に大きな夢を       圓窓
[三軒長屋・上]   妾宅の良夜かき消す両隣り       楽子
               交わす枕も低く押さえて      圓窓
[三人無筆]     出来ぬこと遺言にして春の寺      楽子
               仏の顔は何度でもよし       圓窓
[締め込み]     泥棒に仲裁されてぬくみ酒       楽子
               犬食わぬ物酒の肴に        圓窓
[叩き蟹]       餅代は心魂の技ヒノキなり       楽子
               晴れの舞台を横にハイハイ     圓窓
[鼓が滝]       たんぽぽに我が身諌める川辺かな   楽子
               花よ月よと西の果てまで      圓窓
[短命]        松手入れ程よさ忘る離れかな      楽子
               庭に耳あり植木に目あり      圓窓
[転失気]       夏風邪や一時の恥をかけぬまま     楽子
                医者と坊主はツーカーならず    圓窓
[転宅]         ぬくめ酒平屋の二階に用心棒      楽子
                泊まるつもりが背中押さるる    圓窓
[道灌]         秋時雨暗き歌道に古提灯        楽子
                七重の膝を八重にしてまで     圓窓
[半分垢]       謙遜も自慢となりぬ富士の雪      楽子
                衣を脱ぎて肌も見せましょ     圓窓
[不孝者]       いにしえの恋に火が付く春灯り     楽子
                倅へ意見棚に上げ置く       圓窓
[風呂敷]       逃げ遅れ襖に背中長き夜        楽子
                それにつけても黴の臭さよ     圓窓
[星野屋]       後添いの夢も道連れ秋の川       楽子
                あとは野となれ金となれやい    圓窓
[三井の貸し傘]   錦絵に五月雨降らし駿河町       楽子
                繁盛ぶりに乾く間もなし      圓窓
             衣替え生き方変える語意となり     楽子
                誤解してたら御免そうら候え    圓窓
[目黒の秋刀魚]   魚にも骨あると知るススキ原      楽子
                河岸日本橋築地豊洲へ      圓窓
[悋気の火の玉]   卯の花や本妻否む煙草の火      楽子
                今さら熱い接吻はいや嫌     圓窓
[和歌三神]      土手下の菰に注ぐや雪見酒      楽子
                味噌黒文字をちょいと舐め舐め  圓窓

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